世界のディズニーランドの「城」について考えてみる・後編
それでは前回のブログ
ディズニーランドの「城」について考えてみる・前編
で紹介しきれなかったアトラクションについて紹介していきます
↓前編はこちら!
眠れる森の美女の城 (ディズニーランド・パリ)
こちらがフランスのディズニーパーク
ディズニーランド・パリの中心にある
「眠れる森の美女の城」です
太い塔、巨大な窓、カラフルな色合いと
まるでおとぎ話から飛び出してきたようなお城となっています。
全編のブログを読んでくださった方はお気づきかもしれませんが
眠れる森の美女の城はカリフォルニアのディズニーランドにもありましたよね?
はい、こちらがカリフォルニアの眠れる森の美女の城の城
しかも形が全然違う。
一体どういうことなのでしょうか?
実はこの2つのお城には、とある共通点があります。
その共通点が…
城の名前はなんでもよかった
ということなのです。
カリフォルニアの眠れる森の美女の城の名前がなんでもよかった理由は
前回のブログを見てもらうとして、
ディズニーランド・パリのお城の方ですが
最初は「シンデレラ城」として話が進んでいました。
それがなぜ眠れる森の美女の城となったのか?
実は眠れる森の美女はフランス語で
「Le Château de la Belle au Bois Dormant」
と言うのですが
この名前が長くてカッコ良かったから…という理由なのです。
え?ほんとですよ?
そんな感じで命名された眠れる森の美女の城ですが
お城の内部には
映画「眠れる森の美女」にまつわる要素が多くあります。
例えば、お城の中にはこのような「眠れる森の美女」のストーリーを再現したステンドガラスが飾られています。
そして、お城の地下に行くと…
なんと巨大なドラゴンがいます
この怪しく光る洞窟にはドラゴンが眠っているのですが、
ゲストが近くを通るとドラゴンは目を覚まし、
ゲストに向かって吠えかかってきます。
地上の煌びやかなお城や眠れる森の美女の世界と、
地下のドラゴンの恐ろしさの
両面を備え持ったお城となっているのです。
エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル (上海ディズニーランド)
中国のディズニーランドである
上海ディズニーランドのお城
「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」
今までのお城と比べると高さが感じられないので
そんなに大きくないかのように見えるかもしれませんが
世界のディズニーランドで
最も大きなお城なのです。
このお城はシンデレラや眠れる森の美女だけでなく
ティアナ、エルサ、メリダ、ラプンツェル、白雪姫、ベルといった
全てのディズニープリンセスが集う城となっており
様々なディズニープリンセスの要素が散りばめられています。
また、内部には
「ロイヤルバンケット・ホール」というレストラン、
小さなゲストがプリンセスになれる「ビビディ・バビディ・ブティック」、
「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」というウォークスルーアトラクション…
などなど、
複数の施設がこのお城の中に収まっているのです。
世界一大きなディズニーランドである
上海ディズニーランドならではの
ゴージャスなお城となっています。
キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス (香港ディズニーランド)
香港ディズニーランドの中心にあるお城が
この「キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス」です。
こちらも様々なプリンセスがテーマになっている
比較的新しいお城となっています。
さて、このお城
どこかで見覚えがありませんか?
このブログ内でも少しだけ登場しましたよ
それではこのお城があった場所の
数年前の姿を見てみましょう。
そうです、眠れる森の美女の城です
香港ディズニーランドには
開園した2005年から2018年まで
カリフォルニアのディズニーランドと同じ
眠れる森の美女の城がありました
どうしてこの小さなお城が作られたのか?
…という話なんですが
開園当初の香港ディズニーランドというのは
金銭的にも地理的にも余裕が無く
経済的に小さなお城が選ばれたものだと思われます…
それから十数年後、
パークもかなり拡張して余裕が出てきた時に
眠れる森の美女の城を拡張しようという話になったそうです。
と、いうのも
元々カリフォルニアのディズニーランドのお城も
いつか拡張しようという案があったらしいのですが
いろいろ忙しくタイミングが無いまま今日まで来てしまったようです。
しかしあちらはもう60年以上の歴史を持ってしまい下手にいじれません
そこで全く同じお城である香港ディズニーランドのお城が
拡張されたという訳なのです。
以上、世界のディズニーランドの「城」について考えてみました。
皆さんはどれだけのお城を知っていましたか?
パークの数だけお城もあります
知らないパークもお城を起点に調べてみたら面白いかもしれません。
参考文献