世界の「ファインディング・ニモ」がテーマのアトラクションを比べてみる
ディズニー・ピクサー制作の映画
「ファインディング・ニモ」
2003年に公開された本作は、
フルCGで描かれた海底描写や
可愛らしいキャラクターと共に
瞬く間に人気映画となりました。
そしてディズニーパークの鉄則として
人気映画がテーマのアトラクションを作りたい!
これがあります。
当然世界規模で大ヒットしたこの映画を
ディズニーパークが放っておくはずがありません。
アトラクションとなりました。
それもすごい数のアトラクションが作られました。
皆さんもファインディング・ニモのアトラクション搭乗率には
心当たりがあるかもしれませんが、
それを超える程に本当に沢山作られました。
というわけで今回は、
世界のファインディング・ニモをテーマにしたアトラクション
について見ていきたいと思います。
目次
- タートル・トーク・ウィズ・クラッシュ (ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー、他)
- クラッシュ・コースター (ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク)
- ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ (ディズニーランド)
- シー・ウィズ・ニモ&フレンズ (エプコット)
- ニモ&フレンズ・シーライダー (東京ディズニーシー)
- ファインディング・ニモ・ザ・ミュージカル (ディズニー・アニマルキングダム)
タートル・トーク・ウィズ・クラッシュ (ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー、他)
名前はちょっと違いますが、
皆さんご存知あの「タートル・トーク」です
水槽の向こうにいるウミガメ「クラッシュ」と
お喋りしたり遊んだりできる
インタラクティブなアトラクション。
実は映画の公開から2年後の2005年には
カリフォルニアの方でオープンしていました。
(東京ディズニーシーでのオープンは2009年)
実はこのアトラクション
画面の中のキャラクターとお喋りできる系の
アトラクションの元祖で、
映像形アトラクションあるあるの
映像が同じなので飽きられやすいという問題を解決した
画期的なアトラクションでもあるのです。
また、スクリーンさえあればどこでもオープンできるというお手軽さから、
僅か数ヶ月の期間限定オープンを始め、
ディズニークルーズ内のレストランから
時には病院にまで
オープンしたことがあるのです。
お手軽さと人気を両立している
タートル・トーク
今後もどこかでオープンするかもしれません。
クラッシュ・コースター (ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク)
ファインディング・ニモがテーマのジェットコースターもあります。
それがこちらの「クラッシュ・コースター」です
2007年にディズニーランド・パリにオープンしました。
亀の甲羅型の回転する座席に乗って、
海流がイメージされた屋内空間を疾走します。
前半は普通のダークライドで、
後半から一気にジェットコースターとなります。
現在でもディズニーランド・パリにしか存在しない
数少ないアトラクションのうちの1つです。
ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ (ディズニーランド)
こちらは、カリフォルニアのディズニーランドに50年以上前から存在する
「サブマリン・ヴォヤッジ」という潜水艦のアトラクションを
ファインディング・ニモをテーマにリニューアルしたもの。
実際の水中を乗り物に乗って潜るアトラクションで、
前半は海面を進む潜水艦からの海の様子が観察でき、
後半は潜水艦が潜水し、
海を泳ぐファインディング・ニモのキャラクター達の様子を
見ることができます。
シー・ウィズ・ニモ&フレンズ (エプコット)
2人乗りの貝殻型の乗り物に乗り
ファインディング・ニモの世界を冒険するアトラクション
「シー・ウィズ・ニモ&フレンズ」
他のものと比べると内容は至ってシンプルですが、
凄いのはアトラクション終盤
このアトラクションには巨大な水族館が併設されており、
水族館の魚達と一緒に泳ぐニモ達の姿を
見ることができます。
また、先述の「タートル・トーク・ウィズ・クラッシュ」も
このアトラクションに併設されています。
ニモ&フレンズ・シーライダー (東京ディズニーシー)
皆さんご存知ファインディング・ニモがテーマの
大型アトラクション。
「シーライダー」という魚の形をした潜水艦に乗り、
魚の大きさにまで縮小されて海の世界を冒険します。
続編「ファインディング・ドリー」公開後に
オープンされたアトラクションということもあり、
ファインディング・ドリーの要素も
数多く含まれています。
ストーリーにいくつかのパターンがあり、
乗るたびに違ったキャラクターに会える
贅沢なアトラクションです。
以上、世界のファインディング・ニモがテーマのアトラクションを
見てきました。
ここでおまけとして、
アトラクションでは無いのですが
もう1つ紹介したいと思います。
ファインディング・ニモ・ザ・ミュージカル (ディズニー・アニマルキングダム)
こちらは「ディズニー・アニマルキングダム」というパークで公演されているショー。
映画「ファインディング・ニモ」の本編を
40分弱の長尺で演じ切ります。
ファインディング・ニモは勿論殆どのキャラクターが
海の生き物で構成されているため、
キャラクターは殆どがパペットを使って表現されます。
さらに海の様々な情景を表現するため
様々な特殊効果が使われるので、
かなり見応えがあるショーとなっています。
因みにミュージカルということで、
いくつかオリジナルの曲が歌われるのですが
その中の1つ「In The Big Blue World」は
先述した「シー・ウィズ・ニモ&フレンズ」にも
使用されています。
なぜここまでファインディング・ニモがパークに進出しているのか
映画の人気もありますでしょうが
おそらくは「海=ニモ」という扱いやすさからでしょう。
ディズニーパークのアトラクションといえばやはり冒険です。
冒険の舞台といえば空、大地、宇宙の他に海があります。
そういう意味でもファインディング・ニモの出番が多いのでしょう。
…ただ、何もファインディング・ニモ以前に海での冒険をテーマにした作品が存在しなかったわけではなく、
以前はその作品がパークに数多く登場していたこともありました。
その話についてはまたいつかお話ししましょう。